日々のできごと」カテゴリーアーカイブ

材料に残された歴史が見えます。

ikpチェスト

ikpチェスト

古材家具にはいろいろな痕跡があって

クギを抜いたあとやワイヤーで縛られてサビが付いたものなど

その時偶然にうまれた表情がその家具そのものの味わいに繋がります。

キズを足すことも、引くこともなく、ありのままそのまま。

工場で大量に作られて、どれを並べても同じに見える家具も否定はしません。

けれど
1台1台の材料がどんな状態で使われて、今またこの家具に生まれ変わったのか

その歴史が垣間見えるというのが古材家具ikpの最大の魅力なんです。

経年変化(2)

スギ板の経年変化

経年変化

街を歩いていると自然と時間が作ってくれた素材の表情がとても気になります。

新築のころには出てなかったであろう、杉板の雨風にさらされて
朽ちて行く過程の表情というのは、人の手では作り出せない
ある意味人間の立ち入ることのできない領域のアートとして
立派に存在しています。

そしてその前にきれいな花が咲いていると
はかない命の瞬間を見ているような気がします。

本当に美しいものというのは、あまり人が手を掛けてはいけないような。
そんな気になりますね。

相変わらず人気のikpチェアー

ikpチェアー

ikpチェアー

人気のikpチェアーです。

最初はレザーの色がキャメル色ばかり出ていたのですが
最近はグリーンを中心に、ホワイト、レッドなど、少し「冒険」した色を
チョイスしたご注文が増えてきました。

赤などは部屋の中に入ると結構存在感ある色。

そういったビビットなカラーを選べると言うのは
センスの良い方なのだろうなと、ちょっと部屋を覗いてみたくなります。

無難な色ももちろん良いですが、ちょっと「勝負」してみませんか?

ikpシンネン6日カラ。

ikpチェアー

ikpチェアー

ikpは震災の2週間前に産声を上げて
震災直後は家具作りを続けていいのかという思いの中で
育て上げられた古材家具のプロジェクトです。

新年を迎えて春になるとikpのプロジェクトも満3年になります。

今、新アイディアの元、ikpの新しい取り組みも進行中。

既成概念からイカにして脱却し
使う人のための新しい価値観をイカに創造できるか。

ikpは2014年も進化を続けますのでご期待ください。

関本家具装芸

リノベーション住宅という選択も。

リノベーションと古材家具

マンションリノベーション

静岡市内の中古マンションをリフォームしての販売会がありました。
今回のこの物件、家具付きでの販売です。

新築住宅などの見学会に行って、一番残念なのはまったく生活感が無い部屋を見ても
殺風景でどことなく冷たい印象があり、これからの生活のイメージが難しいところ。

その点、手間もかかるし住宅をキズにできないので神経も使うけれど
この日見学会に来てくれたお客さまも驚きの声を上げながら
購入のイメージに繋げたり、自分の家をリフォームした時のイメージを
ふくらませてくれたり、きっとお互いにメリットのある見学会だったと思います。

これからの時代、住宅は確実に余ってきます。人口減少が変わらない限り。
何が何でも新築ではなくても、程度のよい中古物件をリノベーションすることで
低予算で充実した暮らしが手に入るというのもアリだと思います。

薪ストーブのある暮らし。

薪ストーブ

薪ストーブ

長野県飯田市の「風の学舎」という施設におジャマしました。

暮らしや住宅に関する雑誌に取り上げられるこの施設
なるべく化石燃料に頼らない生活を根本にしていて
電気は太陽光と風量
ガスは使わず、お風呂は薪ボイラーと太陽熱温水器
台所にはかまど、居間には囲炉裏と七輪。
その七輪につかう炭も山から切り出した小楢?などで
1週間火入れして炭を作るそうで、市販の炭よりも火持ちが良い。
居間には薪ストーブがあり
暖をとりながら、お湯を沸かし、下段はオーブンの役割を果たして
パンなどの焼き物ができる。

この薪ストーブに一晩で首ったけ。

静岡ほどの温暖地域は暖房設備も大して必要ないが
山から切り出した間伐材を使えば光熱費の削減はもちろんだけど
この火を見ながら過ごすという時間に
とても憧れを感じてしまいました。

化石燃料になるべく頼らない生活。
こんな生活、実は自分たちが生まれるちょっと前まで
普通に続けていた生活なんですね。

日本の森林資源は切り出す事が出来ずに放置されているが
ikpの家具の元になるスギ材もその一つで
燃料・資材はまだまだ地産地消の可能性が含まれているわけです。

すべては人と人の繋がりで。

イカピーの世界観

IKPイメージ

IKPはいろいろな人とのコラボで成り立つ古材家具のプロジェクトです。

昨日の打ち合わせランチで、今年を振り返ってみると
やっぱり人と人が繋がって、その新しい人からまた誰かに繋がるという
このプロジェクトを縁の下から支えてくれているのは
すべての出会った人によってだということが
言葉に出す事で再確認しました。
おとといのワークショップで「共通のゴールを共有し共感する」
という作業で大切なのは、言葉にしたり、文字に書き出すという行動だと。
普段じっくりと話しをする機会がなかなか無い人と
時間をあまり気にせず日頃の事を話しをする事で
自分の立ち位置を見直すことができました。

意図するものと意図しないものの融合=古材家具ikp

閉校の壁面

静岡の古学舎

デザインとは製作する者の意図。
世の中にありとあらゆる溢れる物には
すべて製作したものの意図がすり込まれている。
けれど、身の回りの古い物に注目すると
自然の影響や不特定多数の使用者によって
同じ物が2度と作り出せない独特のあじわいがある。
これは作る人が意図しなかったもの。

古材家具ikpが使う足場板。
現場でついたペンキのあとや古い鉄の錆びたあと
自然の雨風にさらされて風化した部分があり
意図しない表情が残されている。

この「意図しないもの」に
ikpは「意図的に」加工をし
新しい感覚を生み出しています。

ikpシェルフ サイズオーダー製作。

ikpシェルフ

ikpシェルフ

ikpナローシェルフとオープンシェルフのサイズオーダーをいただきました。

納品先の事務所が部屋の衣替えで、入り口にシェルフを置いて
対応して下さるそうです。

縦 横 高さ どれも寸法指定が可能です(サイズオーダー価格になります。)

店舗什器など、使い方を特定した作りも対応できます。
特注のご相談お見積もり受け付けております。