月別アーカイブ: 2014年7月

古く忘れられた物を見直してみる。

日産スカイライン

日産プリンススカイライン

新しくなった圏央道を通って休憩したSAに、なにやら集結していた
古い日本の名車達。(たぶん。クルマにあまり詳しくないので)

パーツひとつひとつ見ても、無骨で無駄があり、とてもスマートであるとは
言えないけれど、どれもこれも今のクルマには無い魅力がある。
それに魅了されて、おそらく手がかかるこれら名車達を大切に
乗り続けているのでしょう。
快適ではないけれど、一手間かかるものというのは、使う人の気持ちひとつで
完璧以上の印象と記憶を残してくれる。

この道何十年の方や代々受け継いでいる方の仕事場に行くと
まれに、でも思っているよりも高確率で、とても面白い昔の機械や
道具が残っていたりして、こころ踊るものがある。

「こんな物がいいのか?」などと普段見慣れた、というよりも使わなくなった
ガラクタは、それを知らない者からすると、時間がぎゅっと詰まっていて
言葉では言い表せない魅力があって、理屈ではなく五感で感じるものなので
出会ってみないと分からない面白さがある。

便利な生活の中で忘れられたものにもう一度フォーカスして
今の技術と組み合わせてみると、案外、0からものづくりをするよりも
まだだれも踏み込んでいない、新たな価値観が創造できる可能性ないだろうか。
そのためにも「気づく」五感の柔軟さが大切だろうと考えています。