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展示会準備進んでます。

ikpミラー&シェルフ

展示会に向けて新しいアイテムがぞくぞくと追加されてきています。

現在、ここでは発表できませんが、これまで以上に生活の中へ溶け込みながら
主張する家具へとikpは変貌していきます。

ikpに使う足場板は主に杉板です。

杉には学術名で
クリプトメリアジャポニカという名前がついています。

ん?

「クリプトメリアジャポニカ(Cryptomeria japonica)」

「 クリプトメリア(Cryptomeria)」= 財産 宝
「 ジャポニカ(japonica)」=日本

「日本の財産~」という意味のラテン語です。

杉というと花粉症に悩まされている人からすると悪のイメージがありますか?

でも、世界的に見たら、この森林資源はとても価値のあるものなんです。

日本にはこれだけ森林が多いのに国外から材木を輸入する材木消費国です。

特に家具は広葉樹とよばれるナラやタモ、桜、クルミ、カエデが高級材として扱われ
スギやマツ、ヒノキなどの針葉樹は扱いにくい材料として敬遠されています。
でもこれは家具業界の常識という偏見なんです。

そのスギを、しかも中古の材料を使うikpの家具。

そこには、廃材利用という一面もありますが、それと同じくらい、国産の材に目を向けたいという
気持ちもあります。

リサイクル、地産地消という言葉に頼らず
敬遠される材料でもこれだけかっこよさが表現できるんだよ
けっして使い勝手が悪い材料ではないんだよ、というのを
ikpの家具を通じで感じてもらえればと思います。

内装にも使えるikpの足場板。

リフォーム前の壁

ikpで使っている古材は内装にも相性がよく、使い方次第で部屋の雰囲気が変わります。

これは直接、私たちが作る家具とは関係ない仕事かも知れませんが、ikpの家具を見て
「本当に普通の家にこれが合うの?」
と疑問を投げかける人がいるので、ある意味、偏見を無くしてもらえる一助になればと思い
この写真をアップします。

古材を貼付けた壁

上が古い状態の壁。壁紙が下地材のヤニに影響されて、変色してます。

そして下が、古材を張り付けた状態。

変色した部分を隠すようにして古材を張り付けて
壁紙部分に漆喰を塗りました。

漆喰に関しては素人仕事でやりましたので、あえて触れませんが(笑)
古材の使い方一つで、部屋の雰囲気もすっかりと変わります。
そして、今のインテリア(椅子やシェルフなど)と組み合わせてもとても面白い
使い方が可能です。

材料だけでも販売できますし、指定の寸法にあわせてカットする事も可能です。

新しいものと古いものが組合わさったとき、本当のインテリアが生まれる様な気がします。

古材家具ikp(イカピー)とは?

IKPとは
「イカれた大人が古材をイカしてイカした家具を創造するプロジェクト」

ikpの家具は、建築現場で長年使い込まれた杉板を
独自の加工方法により、自然に生まれた風合いを活かしながら
新たな表情を材料に吹き込む。

その独自の方法から生まれた木材は、新しくて古い、
長年使い込まれているようで新品という
本物の古材とは違う古材家具へと生まれ変わる。

本来木材の持つ風合いと、現場で使い込まれた
「ペンキ」や「サビ」などを
あえてありのままの姿で表現するため
一枚一枚の板は二度と同じモノが生まれない。

一期一会の家具。それがikpの家具です。

古材家具ikpのテーブル。

古材家具ikpのテーブル。