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意図するものと意図しないものの融合=古材家具ikp

閉校の壁面

静岡の古学舎

デザインとは製作する者の意図。
世の中にありとあらゆる溢れる物には
すべて製作したものの意図がすり込まれている。
けれど、身の回りの古い物に注目すると
自然の影響や不特定多数の使用者によって
同じ物が2度と作り出せない独特のあじわいがある。
これは作る人が意図しなかったもの。

古材家具ikpが使う足場板。
現場でついたペンキのあとや古い鉄の錆びたあと
自然の雨風にさらされて風化した部分があり
意図しない表情が残されている。

この「意図しないもの」に
ikpは「意図的に」加工をし
新しい感覚を生み出しています。

ikp イカピー?なんでそんな名前なの?って聞かれます。

ikpイカピー誕生秘話。

森、北川、関本の3人で最初に決めたのは、発表する場を「2011年6月の静岡家具メッセ」にしようって。

なんとこの時2011年の3月。3ヶ月後。

いや、ちまちま時間掛けても出来ないものは出来ない、やるなら一気に立ち上げようって、とにかく突っ走り出した。

毎年この家具メッセに出展しているけど、きっと出展者や、もしかしたら来場客からも「関本の息子、とうとうイカれちゃった。」って言われるかも知れないって、ポロッと口にした。
だって今まで均一であることに常に技術を磨いてきた会社だから。

そうしたら、森さんが
「いや、ウチも古材始めたとき、周りから『森平の息子、イカれちゃったな』って言われましたよ。」って。

「やっぱり? ワハハ!!」

「どうせ言われちゃうなら自分から言っちゃえばいいんだよ。」

「そうだそうだオレらはイカれてますが、なにか?みたいな。」

「イカれた大人のproject、略して【イカピー】だ!」

「いいね、それ、イカピーにしよう。w」

ということで、2011年3月、このプロジェクト名は
イカピーとなりました。(笑)

ikpの初期テーブル。原点。

ikpの初期テーブル。原点。